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2017.03.12

『昭和の店に惹かれる理由』を読んで

戦前から昭和までの日本人には、人間ではない理想とか美学とか凛とした想いに自分を照らし合わせて襟元をただす生き方があった。そうして、そうした人間以上の要素が共鳴し合ってお互いに信用とか無償の愛なり社会への貢献ということが自然に成立できていた。この本に出て来る市井の人々はいずれもそうした生き方を貫いているから清々しい。

けれども、戦後の価値観で日本人は一段階下がってしまい、人間以上ではなく俗な現世で自分のテリトリーを安全かつ拡げることが目的になってしまい、物事を決める際も自由に意見を出し合うやり方ではなく、隠然とファーストクラスだけの仲良しクラブ内で自分たちに都合のよい既成事実を積み上げて行くやり方をGHQ辺りから学習し、大きな組織になるほど、どんどん疲弊感と機能低下で競争力を失う一方だ。

何のために、この地球に人間として生まれたのか、時々わからなくなる時があるが、これも魂の修行と言えなくもないし、いずれこの風潮は行き詰まるだろうから、それを見届けたいと運命の神様に志願したように思うので、静かに時を待つしかないだろう。

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