« 「同時処理型」と「継次処理型」 | Main | 大晦日 »

2014.12.27

「空気」ごと地すべりが起きている

日本の政治や経済のソーシャルというかフォーマルというかコンサバの世界では一貫して場の「空気」の重力が大きくなっているのを感じる。しかしその反面、「空気」の神通力が弱まっているように見える。(確か中根千枝さんの著書でこのあたりの分析をされていたと思う。) コモンセンスというのが経験則や感受性の類似に立脚しているとすると、社会構造が大きく変化し、前例のない原理原則で判断しなければならない局面において、既視を直観的に選ぶことにより進化を放棄し時代に取り残されてしまう。ぎりぎりまで物事の価値の真価を問い、決断の精度を上げることで生き延びる道も開けて来ようが、自らの価値判断を回避し「空気」に依拠することで、関係者全体でリスクも共同責任も水増ししてうやむやにしてしまい、そのような価値判断を行うものだから、母集団が変われば出て来る結論も脈絡のないものとなり、原理原則に基づく統治が破たんする。

これは人間の精神性の表層しか使っていない状況がもたらしていると思う。そして、各人ごとに必ず踏み絵となる出来事が立ち現われて、その時の意識が魂に刻みつけられそれが霊的な価値の方向に進むか、物質の方向に進むかの分岐点となるだろう。

|

« 「同時処理型」と「継次処理型」 | Main | 大晦日 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/19642/60872616

Listed below are links to weblogs that reference 「空気」ごと地すべりが起きている:

« 「同時処理型」と「継次処理型」 | Main | 大晦日 »